都沢湿地の取り組み
「3つの柱」Three pillars
都沢湿地を守る活動は、多くの人に様々な目的から参加してもらうために、3つの視点で活動を行っています。多くの人たちと活動し交流することで、湿地環境の課題解決や、湿地の新たな魅力や価値に気づき、新たな湿地と人のかかわりが増えることを期待しています。
① まもる (Conservation)
人がかかわることで湿地を守る!
多くの人が活動にかかわることで、湿地の陸地化や外来動植物の増殖の課題を解決するために、人の手によって刈り取ったヨシやマコモなどの大型湿性植物の集草や、外来生物捕獲大作戦などの活動に力を入れています。その結果、ホタルやトンボなどが好む開けた水辺環境がつくりだされ、活動を通して参加者同士の交流が生まれています。
市民参加の集草作業(マコモ)
外来生物駆除
外来植物駆除
② まなぶ (Education)
体験をとおして湿地を学ぶ!
市内の保育園や幼稚園の湿地体験活動や、小学校の総合学習での湿地環境学習の支援を行っています。特に外来生物問題については、日本にやってきた経緯や都沢湿地における課題を学び、体験を通して湿地環境について考えてもらえるような学習を展開しています。
その他にも年間を通じて、季節にあった学習会や自然観察会を開催しています。
水生生物観察会
どろんこ遊び
湿地の植物を活用した草木染め体験
③ つかう (Utilization)
活用することで発見する湿地の魅力!
湿地を守る活動を通して、除去や駆除された動植物を積極的に活用しています。刈り取ったマコモはリースや納豆づくりに、駆除されたウシガエルやアメリカザリガニは食材として飲食店に提供したり、料理開発を企画するイベントを開催しています。湿地の動植物を活用することで多くの人が湿地とかかわる機会を作り、新たな湿地の魅力や守る活動に繋がることを期待しています。
マコモリース
マコモ納豆づくり
ざりっ粉